ワークショップ~2000年後の御南こども園を発掘しよう!

渡邊祐三  御南こども園まんまるこども園園長

 

〇2000年後の化石との出会い

「10秒数えて2000年後の未来へみんなでタイムスリップしよう!」未来からやってきたという博士からの突然の提案に戸惑う子ども達。タイムスリップした未来で子ども達は博士が次々に紹介する化石を見て「これ、なんだろう?」、「あっ! スマホ?」「(この後ろ姿は…)ドラえもんだ!!」と、普段目にしているモノや身近にあるモノ、見たことあるモノが化石化していることに驚き、見入っていた。
また、その独特な色や錆びたような質感にも興味を抱き、「触ってみたいな」、「(触ったら)どんな感じなのかな?」という声も聞かれた。リコーダの化石では、博士から「音が鳴ると思う?」との問いかけに「え~、鳴るかな?」、「鳴るよ!」、博士が吹いて実際に音が鳴ると、「わあ~! 鳴った!」と驚きの声があがった。

 

〇発掘開始!

子ども達は色とりどりの特別なキャップをかぶって隊員に変身! インディージョーンズの勇ましい音楽に乗って12mある大きな帆布で発掘を開始した。直後は、黒く浮かび上がってくる模様に「わぁ! 出てきた!」「すごい!」という反応だった隊員達。次第に、「次は何が出るかな?」と帆布を上から手で押さえて感触で予想し、「やっぱり、そうだった!」「あれ? これは何だろう?」と、ワクワクしながらローラーで発掘を楽しんだ。鈴やタンバリン、カスタネットなどの楽器は音が鳴るため、「あっ! 音が鳴る! きっとタンバリンだよ!」など、繰り返しローラーを転がし、音が鳴るのを楽しんだ。マスクが出てきた時は「あっ! マスク出てきた!」と驚きの声があがり、文字(ひらがなブロック)は、表出した文字から自分の名前の文字を探したり、指でなぞって繋げながら言葉遊びをしたり、自動車のエンブレムを見て「これ、ぼくのお父さんの車!」と嬉しそうに話したりする姿が見られた。
 2回目以降は、「今度は楽器のところやってみたい」など、1回目に発掘した経験から、やりたいところをグループで相談しながら発掘場所を決めた。また、綺麗に形が出るように、丁寧に発掘に取り組む姿が見られた。上手く形が出なかったときは、「ぼくがやってみてもいい?」など、隊員同士で協力する姿も見られた。帆布の下に置かれたモノが、日頃自分たちが実際に使っている楽器や生活や遊びに直結したものであったため、隊員の発掘への興味や驚きも大きく膨らんだように感じられた。

 

 

〇発掘を終えて

発掘が終わり、白と黒の2色模様の大きな帆布を大人が持ち上げてみると下から色鮮やかな仕掛けが現れて隊員達から「わあー!」と歓声が沸き起こった!
博士の構想した3つのイメージ(園周辺の地図・今年1年間のカレンダー・音楽の流れ)のうち、園周辺の地図は隊員もすぐに分かったようで、「本当だ! プラレールのところが笹ヶ瀬川! あの橋は散歩で渡っている橋かな?」などの声が聞かれた。
最後に、博士は隊員に青い惑星の地球と黒く錆びたような化石の地球の両方を示し、「2000年後、君たちはこの地球がどっちになっていてほしいと思う?」と問いかけた。今回のワークショップを通して、子ども達が少しだけこの美しい地球の未来について学ぶ機会を得たような気がした。

 

〇御南こども音楽祭

完成した帆布は、職員がカプラで並べた文字を拓本して音楽祭の屋外ステージやのぼりとして作品展示した。紅葉がはじまった屋外で、鳥のさえずりが聞こえる中、子ども達は自分たちが制作した作品をバックに美しい歌声を会場いっぱいに響かせた。

2020/11/9・14

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